2017.08.31
初対面の際に行った名刺交換の印象が、後々まで第一印象として残ることがあります。
社名や自分の名前、所属などを相手にしっかり覚えてもらうために、きちんとした名刺交換をしましょう。
名刺は、その人の人格そのもの。大切に扱ってください。 名刺交換の流れを「基本の5ステップ」にまとめました。
■STEP1 準備する
あらかじめ名刺入れを手元に用意しておき、すぐに名刺を取り出せるように。
出した時に名前が相手のほうを向くように準備しておきましょう。
目下あるいは訪問者から相手に近づき、先に名刺を差し出します。
■STEP2 名刺を渡す
名刺を片手で持ち、もう片方を添えながら、相手に正面を向けて差出します。
そして、社名・部署名・氏名を名乗ります。この時、相手が差出した名刺の
高さよりも低い位置で差し出すことで、謙虚さを表わすことができます。
■STEP3 名刺を受け取る
名刺は両手で受け取ります。お互いに同時に名刺を差し出している場合は、
お互い右手で差し出し、左手で受け取ります。
■STEP4 お礼を述べる
名刺を受け取ったら、すぐに右手を添えるようにします。あるいは、
両手で受け取ったら「頂戴いたします。よろしくお願いします」とおじきをします。
■STEP5 受け取った名刺の処理
受け取った名刺は、すぐに名刺入れにしまいこまないで、しばらく手元に置きます。
1枚のみの場合には名刺入れの上に乗せておきます。相手が複数である場合は、名刺入れは
使わずに座席の順にテーブルの上に並べておくと顔と名前が一致して話しやすいです。
名刺交換時の注意事項
・きれいな名刺を用意する(角の折れている名刺、薄汚れている名刺は絶対に使わないようにする)
・財布やズボンのうしろのポケットから名刺を出さないこと
・受け取った名刺を手に持ってプラプラさせたり、机の上に忘れて帰ることのないように
■名刺がない時
正直に「名刺を忘れました」と弁解するよりも、「申し訳ございません。ただ今、名刺を切らしております」
と言ってお詫びするほうが、相手の心象は良いでしょう。
オフィスに戻ったら、お詫びの手紙を添えて名刺を郵送します。
■名刺を出さない人に対して
相手によっては名刺を出し忘れたり、名刺交換するタイミングを逃がしてしまったりするケースがあります。
そういう場合には、用件が終わって帰る間際に「恐れ入りますが、お名刺を一枚いただけないでしょうか?」と
依頼しても、マナー違反にはなりません。名刺交換は、多くの人と交わすことが目的ではありません。
名刺はあなたの「分身」のようなものだと考えてください。
名刺を悪用されることがあるため、必要のないところでは、むやみに名刺を渡さないことが得策です。
挨拶は、ビジネスマナーの基本であり、大切な仕事です。
そして、名刺交換と自己紹介は、あなたをプレゼンテーションする貴重な機会です。
挨拶や自己紹介の印象が良いと、次から相手は好んで声をかけてくれます。
ビジネスマナー/電話応対・名刺交換のマナー・ビジネスでの名刺交換の基本 参照